休眠植物

休眠植物

インスタグラム始めました。

2026/5/7-11 球根多め、ときどきサボテンや多肉など

この週は球根多めで投稿してました。

と、いうことで、最初はサボテンからです🤣

 

ギムノカリキウム 海王丸|Gymnocalycium denudatum

毎年、この海王丸は決まって同じような咲き方をします。本来なら花弁が放射状に広がったきれいな円形の花になるはずなのですが、この株はどこか押し潰されたような楕円形のまま開花します。最初は咲き損ねたのかと思っていましたが、毎年同じなので、この株ならではの特徴なのかもしれません。

しかも自家受粉してよく種を付けるので、実生苗も気づけば大量に育っています。今一番気になっているのは、この独特な花形が子どもたちにも遺伝するのかどうか。初開花まで数年かかるので答え合わせはまだ先ですが、「もし遺伝してくれたら面白いな」と思いながら育てています。実生はこうした小さな違いを未来へ持ち越せるかもしれないのと親にはない特徴が出てくる可能性が発現するかも知れないという楽しみがあります。

この親から採った種から出た子達が、どんな花を咲かすのか、今から楽しみです。

 

レデボウリア パルビフォリア|Ledebouria parvifolia

小さな紫がかったピンク色の蕾がなんとも可愛らしいレデボウリア・パルビフォリア。花ももちろん魅力的なのですが、この植物で一番好きなのは花ではなく、葉や花茎を覆う細かな産毛です。光が当たると産毛がふんわりと浮かび上がり、植物全体が柔らかく輝いて見えます。写真では伝わりにくいものの、実物を見ると「おっ」と足を止めたくなる存在感があります。

レデボウリアはいろいろ集めてきましたが、模様が美しい種類、球根が目立つ種類など魅力はさまざま。その中でも、このパルビフォリアは可愛らしさで群を抜いている気がします。……いや、よく考えると私が単純に産毛のある植物に弱いだけかもしれません。こういう細かな質感に惹かれてしまうのも植物趣味の面白いところです。

 

ガステリア ジムフローラ|Gasteria 'Zimflora' 

今日はレデボウリアを投稿する予定だったのですが、温室の普段あまり見ない場所をのぞいた瞬間、予定は変更になりました。このジムフローラがあまりにも格好良く育っていて、「今日はこれしかない」と思ってしまったからです。

写真ではサイズ感が伝わりにくいのですが、120ロングのプレステラに植わっている株とは思えないほど葉が肉厚で存在感があります。ガステリアというと臥牛や恐竜など人気種に目が行きがちですが、こういう無骨で力強いタイプも十分魅力的。派手さはなくても、葉の厚みやロゼットのまとまり方を眺めているだけで満足できます。人気ランキングでは脇役かもしれませんが、自分の温室では間違いなく主役級の一株です。

 

 

レデボウリア サンダーソニー|Ledebouria sandersonii

タグには「Ledebouria saundersonii」と書かれていましたが、おそらく sandersonii の表記違いではないかと思っています。植物名は古いラベルや誤記も意外と多いので、こういう確認作業もコレクションの一部だったりします。

花は先日投稿したパルビフォリアによく似ていますが、こちらは葉に入る斑点模様が特徴です。検索してみると斑点がほとんど入らない個体も見かけたので、このあたりは個体差もあるのでしょう。球根も葉もコンパクトで場所を取らず、小さいながらしっかり存在感があります。派手な植物ではありませんが、毎年芽吹き、花を咲かせる姿を見ていると、少しずつレデボウリア沼へ引き込まれていく理由がよく分かります。

 

レデボウリア クリスパ|Ledebouria crispa

細く伸びた葉がくるくるとうねる姿が特徴的なレデボウリア・クリスパ。葉だけ見ても十分個性的で、一目見れば「あ、クリスパだ」と分かるぐらい独特な雰囲気があります。小型の球根なので、大きく育てるというよりは分球させて鉢いっぱいに群生させるのが理想です。

……そんなことを書いておきながら、この撮影のあと株分けして植え替えました。結局増やしたいのか分けたいのか、自分でもよく分かりません。でも植え替えのタイミングで球根の状態を確認できるのも楽しい時間ですし、増えた株はまた別鉢で育てる楽しみもあります。気づけば鉢数だけが増えていくのは、球根好きあるあるかもしれません。

 

ディッキア 'イエティ'|Dyckia 'Yeti'

親株から外したイエティの仔株たち。毎年よく仔を吹く品種ですが、今回は特に豊作で、気づけばこんな数になっていました。この小さな仔株も数年育てれば、以前投稿したリール動画のような迫力ある大株へ育っていきます。そう考えると、植物の成長は本当に面白いものです。

これまでは友人に譲ることが多く、「ディッキアって面白いね」と興味を持ってもらえるきっかけにもなっていました。ただ、さすがにここまで増えると配る相手も少なくなってきました。このまま全部育てると温室がイエティだらけになりそうですし、かといって処分するのも惜しい。植物好きには「増えすぎて困る」という、なんとも贅沢な悩みが付きものですね。

 

 

 

2026/5/4-10 球根の花とか

もうね、最近ずっと毎日色んな花が咲いていて、まじ頭の中までお花畑な私です。

もう梅雨入りしたとの事なので、梅雨が終わったら地獄のような暑さが数か月続くのが怖いです。

その地獄の暑さが終わったら秋咲きの花達がまた咲いてきて少しは幸せになれるので、それを楽しみに夏場を乗り切ろうと思ってます。

では、インスタグラムまとめ投稿をどうぞ。

 

土づくり

土が無くなったので、いつもの土混ぜ作業。

最近は各用土を「ええい、ままよ!」と一袋ずつ丸ごと投入するスタイルになっています。投入している時は気分が良いのですが、いざ混ぜ始めると毎回キャパオーバーになり、「混ぜにくい……。半分ずつ混ぜれば良かった。次回からはそうしよう」と反省します。

しかし、その反省は次回には綺麗さっぱり忘れられ、また一袋丸ごと投入して同じことを繰り返しています。たぶん植物好きの皆さんも似たような経験があるのではないでしょうか。

土づくりは植え替えの準備段階に過ぎないのですが、植物を育てていると意外とこの作業の時間も長いものです。配合を考えたり、粒の大きさを見たり、混ぜながら次は何を植え替えようか考えたり。地味な作業ですが嫌いではありません。むしろこの時間も園芸の楽しみの一部なのかもしれません。

 

ウルギネア(ドリミア) デプレッサ Drimia depressa

旧属名ではウルギネア、現在はドリミアに分類されているデプレッサ。ウルギネア系としては比較的小型で、球根の最大径は50mmほどと言われています。

数週間前から青紫色がかった蕾が伸びてきていたので、「これはどんな花が咲くんだろう」と楽しみに観察していました。蕾だけを見ると淡い青紫色の花を想像していたのですが、実際に開花してみると花は意外にも真っ白。蕾と花でここまで印象が変わるとは思いませんでした。

この株は一昨年頃に入手したもので、去年は開花しなかったような気がするので今回が実質初開花です。入手以来植え替えもしていないため、そろそろ掘り上げて球根の状態を確認してみたいところ。どんな形に育っているのか、それを見るのもまた球根植物の楽しみです。

ドリミア属も現在かなり幅広い植物を抱えているので、将来的に再分類されそうな気がしています。個人的には再分類されそうな属ランキング第二位。ちなみに第一位はユーフォルビアです😅

 

アルブカ フミリス Albuca humilis

春の間たくさんの花を咲かせてくれたフミリスも、いよいよ花のシーズン終了です。

アルブカの花茎は花が終わると徐々に枯れ込み、完全に枯れたタイミングで軽く引っ張ると根元からスッと抜けます。この作業が意外と気持ち良いんですよね。今回も枯れた花茎を取り除いて本数を数えてみたところ、なんと約80本。

改めて数字にするとかなりの本数です。開花中は次々に上がってくる花芽を見て楽しみ、終われば大量の花茎を撤去する。ひとつの球根植物でも一年を通して様々な表情を見せてくれます。

去年も植え替えをしましたが、今年もどうしようか悩み中。球根もかなり増えていそうですし、植え替えればさらに花数も増えるかもしれません。この株はひたすら鉢増ししてどんどん群生を拡張していこうと思ってます。

 

ドリミオプシス sp. nova Drimiopsis sp.

おそらく Drimiopsis davidsoniae、もしくはその近縁種と思われるドリミオプシス。

春になるとピンク色のボンボンのような花を咲かせるお気に入りの球根植物です。写真では去年の枯れ葉が残っているので少し雑然として見えますが、それを差し引いても十分可愛い。

この株は何年も前から我が家にいて、気に入っていることもあり色々な人に配ってきました。そして何人かはこの植物をきっかけに球根植物の世界へ足を踏み入れています。

そういう話を聞くと「しめしめ😏」と思ってしまいます。植物沼の入り口として優秀な種類なのかもしれません。

派手な花ではありませんが、毎年ちゃんと芽を出して花を咲かせてくれる安心感も魅力。長く付き合うほど愛着が増していくタイプの植物です。

 

オーニソガラム アドセプテントリオネスベルゲンツラム Ornithogalum adseptentrionesvergentulum

花の咲いたアドセプテントリオネスベルゲンツラム。

フサフサした葉も好き。黄色味を帯びた花も好き。そして何より、この異様に長い種小名も好きです。

オーニソガラムアドセプテントリオネスベルゲンツラム。

植物をやっていない人からすると呪文にしか聞こえないかもしれませんが、植物好きは自分の好きな植物の名前なら意外と覚えてしまいます。

私自身、カタカナ名を覚えるのはあまり得意ではないのですが、オペルクリカリア ヒファエノイデスやドリミオプシス カンペルスルスやエキノフォスロカクタスのような妙に長い名前はなぜか記憶に残っています。

今後の人生でこれらの名前を発する機会が何回あるのか分かりませんが、それでも覚えてしまう。植物好きとはそういう生き物なのかもしれません🤣

 

レデボウリア ガルピニー錦 Ledebouria galpinii f. variegata

通常のガルピニーから採種して播種した実生群の中から現れた斑入り個体です。

同じ親から生まれた兄弟株でも斑の入り方は毎年変化し、幅が広くなったり狭くなったり、濃くなったり薄くなったりと実に様々。その中でも今年のこの個体はかなり良い感じに仕上がりました。

斑の入り方が安定していて、葉全体のバランスも綺麗。見ていて満足感があります。

理想としては斑入り個体同士で交配し、さらに良い個体を増やしていきたいところなのですが、現実はなかなか難しいものです。開花時期が合わなかったり、受粉したつもりでも種が付かなかったり。

それでも上手くいった時の楽しみがあるので、毎年懲りずに挑戦しています。

 

なお、今年はこれらの個体同士で結実したと思われる種を播いたので、数年後が楽しみです。

 

デロスペルマ ボッセラヌム Delosperma bosseranum

めちゃくちゃ種で増えるボッセラヌム。我が家でも気が付けばあちこちの鉢から発芽していて、「またお前か!」となる常連です。

ただ、この植物の面白いところは単純に増えるだけではありません。実生苗をひとつひとつ丁寧に植え替えて育てていくと、それぞれ違った形の塊根を作ってくれます。同じ親から生まれたはずなのに、太り方や枝ぶりに個性が出るので見比べるのが楽しい植物です。

塊根好きにはかなり刺さるタイプなのですが、問題は増え方。種が熟して落ちるまで放置すると本当に色々な鉢から出てきます。気付いた時には予想外の場所で育っていることも珍しくありません。

増えすぎるのは困りものですが、小さな塊根が少しずつ個性的な姿へ育っていく様子を見ていると、つい捨てられずに残してしまいます。その結果、また鉢数が増えていくわけですが……😅

 

 

 

2026/4/18-5/3 チューリップの花とか、綴化してる奴らとか

よしよし。

少しづつ追いついてきている。

今ゴールデンウィークの頃のインスタグラムまとめ投稿なので、約一ヶ月分まで巻き返してきました。

この調子でまとめ投稿をどんどん投稿していきたいと思っております。

 

では、約一ヶ月前のまとめ投稿をどぞ。

 

バビアナ ルブロキネア Babiana rubrocyanea

咲いてるわー。

……で終わらせてもいいぐらい、この花は咲いているだけで存在感があります。冬型球根は葉だけを見ている期間が長いので、こうして花が上がってくると温室や庭の景色が一気に華やかになります。特にバビアナ類は花色の鮮やかさが魅力で、開花している姿を見ると毎年つい写真を撮ってしまいます。開花期間はそれほど長くありませんが、その分「今見ておかないと」という気持ちにさせられます。毎年同じように咲いてくれているはずなのに、花を見るたびに嬉しくなるのだから不思議です。こういう季節のイベントみたいな植物があると、栽培の楽しみもより大きくなります。

 

原種チューリップ サマンサ&テタテ Tulipa humilis 'Samantha' / Tulipa humilis 'Tete-a-Tete'

サマンサという名前で入手したものと、テタテという名前で入手したものがありますが、並べて咲いていても正直どちらがどちらなのか判別できません😅 それでも、この低い位置で咲く姿は何度見ても魅力的です。一般的なチューリップのように花茎を高く伸ばすのではなく、地面すれすれで花を開くため、まるで赤い花が地表に転がっているように見えます。八重咲きのボリューム感も相まって独特の存在感があります。最近は投稿を少し休んでいましたが、撮りためていた写真も増えてきたのでそろそろ再開。まずは春らしくチューリップから始めていこうと思います。春の庭は毎日何かしら咲くので、写真の在庫にはしばらく困らなさそうです。

 

原種チューリップ クルシアナ アニカ Tulipa clusiana 'Annika'

クルシアナ系の魅力は、なんと言っても花弁の裏側の配色です。外側から見る姿と正面から見る姿で印象が大きく変わり、つい色々な角度から眺めたくなります。アニカは咲き始めの頃は黄色味が強いのですが、時間が経つにつれて徐々に赤みを増していきます。同じ花なのに日ごとに違う表情を見せてくれるので観察が楽しい品種です。

色が変化する花は色々ありますが、個人的には「色が変化する花」で真っ先に思い浮かぶのはニオイバンマツリです。その次がラケナリアの一部品種でしょうか。開花だけで終わらず、その後の変化まで楽しませてくれる植物は得した気分になります。

 

原種チューリップ クルシアナ シンシア Tulipa clusiana 'Cynthia'

昨日投稿したアニカと同じクルシアナ系ですが、中央部の底色が異なり、見比べるとしっかり個性があります。私が最初に手にしたクルシアナ系がこのシンシアだったので、数あるクルシアナ系の中でも特に思い入れがあります。正面から見た姿も綺麗ですが、やはり一番好きなのは横顔です。黄色とピンクが交互に並ぶ花弁がとても可愛らしく、横から眺めるだけで満足できるレベル。派手な花ではないのですが、細部の美しさに気付くとどんどん好きになっていくタイプのチューリップです。こういう品種があるから原種チューリップ集めはやめられません。

 

原種チューリップ クルシアナ ペパーミントスティック Tulipa clusiana 'Peppermint Stick'

白とピンクの配色が特徴的なペパーミントスティック。特に横から見た時の姿が可愛らしく、クルシアナ系らしい魅力がしっかり詰まっています。花弁の表面は真っ白で、光が当たるとさらに美しく見えます。同じクルシアナ系でも品種ごとに配色や雰囲気が異なるので、気付けば少しずつ集めたくなってしまいます。チューリップの開花期間は決して長くありませんが、その短い期間に毎年しっかり春を感じさせてくれる存在です。暖かくなってきたなぁと思ったら咲き始め、気付けばあっという間に夏の気配。春の短さを実感させてくれる花でもあります。

 

アガベ ジェミニフローラ Agave geminiflora

実生のジェミニフローラ達。写真以外にもまだまだありますが、並べて見るとフィラメントの出方や葉の雰囲気、ペンキの乗り方までそれぞれ違っていて、改めて実生の面白さを感じます。同じ親から生まれていても全く同じ株にはならないところが魅力です。

この株達は一度地植えしていたものを掘り上げて鉢管理に戻した個体達。畑の土をそのまま使っているので雑草が容赦なく生えてきます。今回は雑草抜きと冬のダメージで傷んだ葉の整理を実施しました。地植えしていると成長が早く、気付けばかなり大きくなります。このサイズから地植えしたらきっと面白いと思うのですが、誰か植える場所ありませんかね😅

 

テロカクタス 紅鷹 Thelocactus heterochromus

今年も紅鷹が開花してくれました。写真は1回目の開花と2回目の開花時の様子です。紅鷹は毎年何度も花を咲かせてくれる優秀なサボテンで、大輪かつ鮮やかな花色が本当に見事です。本体の渋い雰囲気とのギャップも魅力のひとつ。咲くたびについ写真を撮るのですが、後で見返してみると毎回ほぼ同じ構図になっていることに気付きました😅 花が大きいのでどうしても花中心の写真になってしまいますが、本体の美しい稜やトゲも含めて撮るとまた違った魅力が伝わるのかもしれません。それでも毎年見飽きない花を咲かせてくれるのだから、やっぱり良いサボテンです。

 

パキポディウム 恵比寿大黒 Pachypodium densicaule

ふとパキポディウムを眺めていた時のこと。「なんかこの株、おかしくない?」と、思ったのがこの恵比寿大黒です。成長点の様子がどことなく普通ではなく、綴化しそうな気配があります。まだ確定ではありませんが、なんとなく怪しい。

しかも我が家では以前ガガイモも綴化を始めた個体がいて、気付けばどんどん帯状に成長していきました。もしかしてうちの栽培環境には綴化を誘発する何かがあるのか?磁場でも狂っているのか?もちろんそんなことは無いのでしょうが、偶然が続くと妙なことを考えたくなります。数年後に本当に綴化した姿になっていたら面白いのですが、さてどうなるでしょう。

 

ガガイモ sp.

昨日投稿した綴化しそうなパキポディウムに続き、こちらは実際に綴化してしまったガガイモです。数年前に一頭だけ様子がおかしく、「なんだこれ?」と思って見ていたら、そのまま帯状に成長を始めて現在の姿になりました。綴化は突然変異的に発生することが多く、狙って作れるものではないので見つけるとやはり面白いです。さらに興味深いのが、綴化の先端部分では綴化が落ち着いてきたのか、通常の分頭のような成長に戻りつつあること。綴化したまま成長を続けるのか、それとも普通の姿へ戻るのか。こういう予想できない変化を見られるのも植物栽培の楽しさのひとつだと思います。